探偵の調査報告書には何が書かれる?証拠として確認したいポイント

浮気調査

探偵へ調査を依頼すると、調査終了後に調査結果をまとめた報告書が提出されることがあります。

ただし、報告書の形式や内容は探偵事務所によって異なります。

写真が多く掲載されていても、撮影日時や場所、対象者の行動が分かりにくければ、後から内容を確認しにくい場合があります。

この記事では、探偵の調査報告書に一般的に記載される内容と、受け取る前に確認しておきたいポイントを解説します。

探偵の調査報告書とは

調査報告書は、探偵が実施した調査の経過や結果を依頼者へ伝えるための資料です。

浮気調査や素行調査では、対象者がいつ、どこで、誰と、どのように行動したかを時系列で記録する形が一般的です。

探偵業者は、契約時に調査結果の報告方法と期限を記載した書面を依頼者へ交付する必要があります。

そのため、報告書が紙で提出されるのか、PDFなどの電子データなのか、いつ受け取れるのかは契約前に確認しておきましょう。

調査報告書に記載される主な内容

調査日時

調査を開始した日時と終了した日時が記載されます。

行動記録では、対象者が自宅や勤務先を出た時刻、移動した時刻、店舗や施設へ入った時刻などが時系列で記載されることがあります。

時刻の記載が曖昧だと、写真と行動記録の対応関係が分かりにくくなります。

調査場所

対象者が立ち寄った場所や、写真を撮影した場所が記録されます。

住所まで記載される場合もあれば、店舗名や施設名、周辺の目印などで示される場合もあります。

後から場所を確認できる程度に具体的に記載されているかが重要です。

対象者の行動記録

対象者の行動が時系列でまとめられます。

例えば、次のような内容です。

・自宅から外出した
・車や公共交通機関で移動した
・特定の人物と合流した
・飲食店や宿泊施設へ入った
・施設から退出した
・相手と別れた
・自宅へ戻った

単に「外出した」と書かれているだけでなく、前後の行動がつながっているかを確認しましょう。

写真

調査中に撮影された写真が掲載されます。

写真には、対象者や同行者、車両、店舗や施設への出入りなどが記録されることがあります。

証拠として確認するときは、次の点を見ます。

・対象者本人と分かるか
・同行者が確認できるか
・場所が分かるか
・入る場面と出る場面が記録されているか
・写真と行動記録の時刻が対応しているか
・不自然な編集や切り抜きがないか

写真が暗い、人物が小さい、顔が見えない場合でも、前後の行動記録や複数の写真を組み合わせることで内容を確認できる場合があります。

車両情報

対象者が車を使用している場合、車種、色、ナンバー、駐車場所などが記載されることがあります。

ただし、ナンバーだけで所有者が誰かまで確定できるとは限りません。

報告書では、調査中に確認した事実と、推測を分けて記載しているかを確認しましょう。

同行者に関する情報

浮気調査では、対象者と行動していた人物の外見、服装、合流した場所、別れた場所などが記載されることがあります。

同行者の氏名や住所などが必ず判明するわけではありません。

契約している調査範囲を超えて、追加の身元調査が必要になる場合もあります。

良い調査報告書を確認するポイント

時系列が分かりやすい

調査開始から終了までの流れが、時刻順に整理されているか確認します。

写真だけが並んでいる報告書よりも、各写真がどの行動に対応しているか分かる形式の方が、後から内容を確認しやすくなります。

事実と推測が区別されている

調査員が実際に確認した事実と、状況から考えられる推測は分けて記載されるべきです。

例えば、「二人がホテルへ入った」は確認できた事実ですが、「二人が不貞行為をした」とまで断定できるかは別の問題です。

報告書の表現が必要以上に断定的になっていないか確認しましょう。

写真と文章が一致している

写真の時刻、場所、説明文が一致しているか確認します。

行動記録では午後8時となっているのに、写真の説明が別の時刻になっているなど、内容に矛盾がないかを見ます。

調査対象者を識別できる

対象者本人であることが分かる写真や、服装、車両、行動の連続性が確認できることが重要です。

顔が写った写真が1枚あるだけでなく、その人物がその後どこへ移動したかを追える記録がある方が、報告書全体の説明力は高くなります。

調査の開始・中断・終了が分かる

調査をいつ開始し、どのような理由で中断または終了したかが記録されているか確認します。

対象者を見失った場合や、調査を継続すると発覚のおそれがあった場合など、その理由が説明されていると調査状況を判断しやすくなります。

報告書を契約前に確認しておきたい理由

探偵業者は、契約時に調査の内容、期間、方法だけでなく、調査結果の報告方法と期限を記載した書面を交付する必要があります。

契約前には、次の点を確認しましょう。

・報告書は作成されるか
・報告書作成費が料金に含まれているか
・紙、PDF、写真データのどの形式で受け取るか
・調査終了後いつ提出されるか
・動画や元の写真データを受け取れるか
・報告書の再発行が可能か
・保管期間はどの程度か
・調査資料がいつ処分されるか

探偵業務で作成・取得した資料については、契約前の重要事項説明で処分に関する事項を示すこととされています。

必要な資料を受け取る前に処分されないよう、保存方法や期限を確認しておきましょう。

調査報告書は必ず証拠として使える?

探偵が作成した報告書だからといって、必ず希望する結果につながるとは限りません。

証拠としての評価は、写真や行動記録の内容、調査回数、対象者の行動、他の資料との組み合わせなどによって変わります。

例えば、男女が一緒に食事をした写真だけでは、交際関係や不貞行為を十分に示せない場合があります。

一方で、宿泊施設への出入り、滞在時間、複数回の行動記録などがまとまっている場合は、説明力が高まる可能性があります。

慰謝料請求や離婚手続きで使用する予定がある場合は、報告書を受け取った後に弁護士へ相談し、資料として十分か確認する方法があります。

報告書を受け取ったら確認すること

報告書を受け取ったら、まず次の内容を確認しましょう。

・契約した調査日時と一致しているか
・調査時間が正しく記録されているか
・写真と説明文が一致しているか
・対象者の行動が時系列で分かるか
・氏名、住所、車両番号などに誤りがないか
・確認できなかった事項が明記されているか
・追加料金の対象となった作業が分かるか

内容に不明点や誤りがある場合は、時間が経過する前に探偵事務所へ確認しましょう。

調査報告書の個人情報の取扱い

調査報告書には、対象者や同行者の写真、行動、住所、勤務先など、多くの個人情報が含まれる場合があります。

第三者へ不用意に見せたり、SNSへ掲載したりすると、トラブルにつながる可能性があります。

報告書は安全な場所へ保管し、弁護士など必要な相手以外への共有は慎重に行いましょう。

探偵業者にも、業務上知り得た秘密を漏らさない義務と、作成・取得した資料の不正または不当な利用を防止するための措置が求められています。

まとめ

探偵の調査報告書には、調査日時、場所、対象者の行動、写真、車両情報、同行者に関する情報などが記載されることがあります。

重要なのは、写真の枚数だけではありません。

対象者の行動が時系列で整理され、写真と説明文が一致し、実際に確認した事実と推測が区別されているかを確認しましょう。

契約前には、報告書の作成費、提出方法、提出期限、写真や動画データの取扱い、資料の保管・処分方法まで確認することが大切です。

浮気調査の証拠について詳しく知りたい方は、証拠になりやすい写真と弱い写真の違いも確認してください。

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